5G

  • 2018.08.29

最近、通信の分野でよく耳にするのが5Gです。Gは世代を表すGenerationの頭文字で、5Gは第五世代の移動通信システムを表しています。世代交代はおおよそ10年毎に起こっており、ドコモなどでは2020年の実用化を目指して開発がすすめられています。

→5G(第5世代移動通信システム) | 企業情報 | NTTドコモ

スマホでメールやSNSを使ったり、音楽や動画を楽しんだりしている範囲では、現状の4G通信で大きな不満を感じることはありません。しかし、今後はIoT化が急速に進み、ありとあらゆるモノがインターネットに接続することで通信量の増大が見込まれており、高速通信を特徴とする5Gに期待が高まっています。車の自動運転やドローンによる情報収集、遠隔医療などでは5Gが不可欠となりそうです。

Geo-Stickでは、無線通信網を使うワイヤレスモデルを開発しています。これは、LANが設置されにくい体育館や避難所などで使われることを想定していますが、電柱や堤防など地震時に損傷が予想される屋外の構造物も対象としています。また、カメラを備えたモデルを開発し、地震時の被災状況を即時に伝えることも視野に入れています。

問題は、地震発生時には数多くのGeo-Stickからの通信を同時に受けることとなることや、送るデータも加速度波形データや画像など、重たいものになることです。このような場合には、5Gが頼りになる通信システムになりそうです。