かんたん振動解析

  • 2017.11.28

Geo-Stickで得られたデータを、建築物の理論的な振動と比較したい場合などに便利なツールがあります。それが、株式会社ストラクチャーのフリーソフトウェア「かんたん振動解析」です。

→株式会社ストラクチャー|フリーソフトウェア

「かんたん振動解析」では、直列質点系(いわゆる串団子モデル)の弾塑性振動解析を行い、各質点の時刻歴応答が求められます。質点の最大数は30個で、各階ごとに重量や階高、剛性(復元力特性)を指定し、地震時の加速度や変位などを算定します。剛性は折線で指定します。地震波は、エルセントロ波など3つが標準添付されていますが、専用ファイル形式であるため、Geo-Stickなどで獲られたデータは付属のツールでファイル変換して読み込みます。

構造物の剛性や重量などが推定できる場合には、1階に設置されたGeo-Stickで計測された加速度データを入力として計算を行い、各階で算定された加速度データを計測値と比較するなどして、建築物の振動特性を検討することができます。