J-SHIS

Geo-Stickの診断サービスでは、Geo-Stickが設置された計測ポイントにおいて、想定断層を震源とする地震時における、最大加速度などの推定値を提供しています。この想定地震断層には、J-SHISマップに示されている主要活断層帯のデータを用いています。J-SHISとは、Japan Seismic Hazard Information Stationの略称で、K-NETと同じく国立研究開発法人防災科学技術研究所が運営するWebサイトです。

http://www.j-shis.bosai.go.jp/map/

Web上にはJ-SHISマップと呼ばれるサービスがあり、「全国地震動予測地図」として日本地図上に地震時の様々な予測値が表示されています。予測地図は、日本及びその周辺で起こりうる全ての地震に対して、その発生場所、発生可能性、規模を確率論的手法によって評価することで得られた「確率論的地震動予測地図」と、主要活断層帯で発生する地震に対する詳細な強震動予測に基づく「震源断層を特定した地震動予測地図」に大別できます。後者の予測のために用いられた主要活断層帯に関しては、その形状や想定マグニチュードなどがJ-SHISマップ上で閲覧できます。

Geo-Stickの診断サービスでは、この主要活断層帯のデータと距離減衰式を用いて、Geo-Stickが設置された計測ポイントの理論最大加速度を求め、これに計測結果に基づく倍率を乗じて、計測ポイントの最大加速度を推定しています。