AI
- 2018.02.26
- ニューラルネットワーク
車の自動運転や囲碁・将棋などの対戦で話題に上がるのがAI(人工知能)です。AIを使えば、Geo-Stickで計測されたデータが地震によるものかノイズなのか、直下型地震によるものかプレート型地震によるものか、あるいは地震により建築物が損傷したか、地盤が液状化したかなどを、人の手を介さずに判断できるようになるかもしれません。
この中核をなす技術は、ディープラーニングと呼ばれています。NVIDIAのページなどにわかりやすい解説があります。
→人工知能、機械学習、ディープラーニングの違いとは|NVIDIA
→ディープラーニング|Wikipedia
ディープラーニングでは、多層からなるニューラルネットワークを学習させ、例えばGeo-Stickで得られた加速度時刻歴が、前述のどのパターンに分類されるかを正しく判断できるようにします。このためには、数多くの計測データと学習のための分類が必要となります。
過去に地層科学研究所では、ディープとまではいかないのですが、ニューラルネットを使って加速度データを分別する手法を検討したことがあります。
今後、ディープラーニングのツールが整備されれば、地震防災にも必ず役立ってくると考えられます。