スマートビル
- 2018.12.27
- IoT, スマートビルディング
ビルのスマート化が進んでいます。象徴的な出来事として、ソフトバンクと日建設計の業務提携が挙げられます。両社は2017年11月27日、IoTやロボットなどを活用した次世代スマートビルディングの設計開発に向けた業務提携で合意したと発表しました。
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→次世代スマートビルで運用費40%削減へ–ソフトバンクと日建設計が業務提携 – CNET Japan
提携では、(1)人流解析と環境センサや人感センサなどのIoTセンシングによる新しいワークプレイスデザイン、(2)IoTとロボットの導入を考慮した次世代スマートビルディングの共同検討、(3)各種IoTセンサを活用したビルのライフサイクルマネジメント最適化検証、の3点で実証実験を行うとしています。
狙いはオフィスビルの運用費の削減で、清掃に関しては、広いオフィスでも、道順など1台のロボットが学習したことを複数台で共有できる掃除ロボットによって清掃コストを削減できるとしています。また、オフィスに整備されたセンサによって、24時間の警備代行が可能になり、エレベーターや各種設備の定期点検も、センサによって常時マネジメントすることで、設備管理のコストも削減可能になるとされています。
仮に、ビルの各階にGeo-Stickが設置されていればどうでしょう。地震のたびにビルの揺れの特徴を計測し、揺れやすさや構造の経年劣化などを評価します。これらは耐震補強の検討やアセットマネジメントを通して、ビルのライフサイクルマネジメントに結びついていきます。大きめの地震では、被災箇所を推定し避難誘導の最適化を図ることができるかもしれません。Geo-Stickは、ビルのスマート化にも貢献します。
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